妊活中の月経痛(生理痛)に対する5つの対処法

産婦人科では、月経痛に対する治療として、鎮痛剤やホルモン剤を使います。ホルモン剤は、痛みだけでなく月経の量も減るため、鎮痛剤でコントロールできない場合や経血量が多い人にも有効なお薬です。
しかし、妊娠を望んでいる場合、ホルモン剤を使うことができません。
妊活中の女性にとって、月経は痛みがなくてもつらいものです。ホルモン剤が使えなくても、少しでも快適に過ごすために、お薬に頼らない対処法をご紹介します。

自分の月経サイクルを把握する

妊活中の場合、すでに妊活アプリを使っているでしょうか。そのアプリを使っても構いません。
手帳に簡単に記入するだけでも大丈夫。

月経が始まった日、終わった日、出血の量や痛みの程度、おりもの、腹痛の有無など、カラダのことで気になることがあれば、どんどんメモをしておきましょう。
月経周期のどの時期に出る症状かがわかると、あらかじめ対策をとることもできます。いつもとの違いをチェックすることも可能です。

気分転換、リラックス

月経期や月経が始まる前のつらい時期は、スケジュールにもゆとりを持つようにしましょう。
周り(特に家族)の人の理解も、あらかじめ得ておくとよいでしょう。

気分転換やリラックスを心がけましょう。
あなたにピッタリの気分転換法を、いくつか持っておくとよいですよ。
音楽を聴く、体を動かす、ゆっくりお風呂に浸かる、美味しいものを食べる、…。いくつかあれば、どれかが必ずあなたを助けてくれます。

有酸素運動やストレッチ、ヨガなど、体を動かすことは、特におススメしたい気分転換法です。

体を温める

鎮痛剤は、解熱剤と同じ成分です。痛みをとってくれますが、体も冷えてしまいます。
鎮痛剤を使うときは特に、体を温めることを意識しましょう。

ゆっくり入浴

お風呂で体を温めましょう。
好きな香りの入浴剤を使ってもいいですよね。リラックス効果のあるアロマオイルを垂らすのもおススメです。

足浴や手浴でも十分効果があります。
少し熱め(40度前後)のお湯を準備して、足や手を温めましょう。

しっかり保温

体が温まったら、保温するための服装を整えましょう。
ミニスカートやホットパンツではなく、長めの丈を選んだり、レッグウォーマーを使ったりしましょう。

腹巻をして靴下を二重履きにして、…と体を覆うことばかり考えてはいけません。
かえって血の巡りが悪くなってしまうかもしれません。ほどほどがよいでしょう。

ちょっぴり薬膳

体に取り入れるものとして、薬膳も活用しましょう。

飲み物なら、簡単に取り入れることができます。しょうが汁や黒糖を加えてみましょう。
体を温めるはたらきがある食材を選んで、料理を楽しむのもおススメです。

食事に気をつける

摂りたいもの

炭水化物、不飽和脂肪酸は多めに摂りましょう。不飽和脂肪酸は魚に多く含まれています。

ビタミン、ミネラル類をしっかり摂りましょう。
摂ってほしい栄養素は、ビタミンB6、ビタミンE、カルシウム、マグネシウムです。

控えたいもの

塩分と糖分は控えましょう。薄味を心がけます。

カフェインとアルコールも控えましょう。
食べ物ではありませんが、たばこは止めましょう。月経痛と喫煙は関連があると言われています。

月経痛に対する薬膳

月経痛は、その原因に応じた薬膳を用います。
子宮など体の中を温めること、冷えを取ること、気血を巡らせること、気血を補うことを目指します。

我慢しないで、産婦人科医に相談を

いろいろ対策をとっても痛みが強い場合は、産婦人科医に相談なさってください。
その理由は2つあります。

①鎮痛剤以外の薬で、痛みを和らげることが可能です。
漢方薬や鎮痙剤とよばれるお薬が使えます。

そして、もっと大切なこと。

②痛みの原因が、不妊症の原因にもなっていることがあります。
例えば、次第に月経痛が強くなってきた場合、子宮内膜症などの病気が原因かもしれません。子宮内膜症は不妊症の原因にもなります。
そのような病気がないか、必要に応じて検査を受けましょう。

月経期は、妊活中のあなたにとって、つらい時期かもしれません。
でも、次の周期に向かうためのリセットをする大切な時期です。
少しでも痛みを和らげ、穏やかに過ごせるよう、ご紹介した対処法を活用してくださいね。