穀雨:葭始生(あしはじめてしょうず)

季節の薬膳

穀物をうるおす春雨が降る季節となりました。

春は、脾も養う

肝の疏泄を主るはたらきは、消化吸収のはたらきも促進させます。
消化吸収のはたらきを担っているの五臓は脾になります。

五行学説では、肝と脾は「相克」と呼ばれる関係にあります。「木克土」であり、肝が脾を制約しています。
このバランスが崩れると、体に不調をもたらします。たとえば、肝気がうっ滞しすぎると、脾胃のはたらきが損なわれ消化不良を起こします。脾胃が弱ることでもバランスが崩れて不調をきたします。

このように、肝と脾は密接にかかわっています。双方のバランスが崩れないために、肝だけでなく脾の調子も整えておくことが大切です。

脾は、湿を悪(にく)む

脾は、食べたものや飲んだものを消化吸収するはたらきを持っています。どうしても、水分が滞りがちになります。
一方で、「脾は湿をにくむ」と言われ、水分が滞ることをよしとしません。

脾に水分が停滞しないよう、温性・甘味の食薬を取り入れましょう。
また、香りのある食薬や気を巡らせる理気類などを活用するといいでしょう。

この考え方は、脾が属する「土」の季節である長夏(大暑~白露)の頃にも応用できます。

春の食養生④:脾を養う

脾を養い、肝とのバランスを整えます。
脾を養うことは、消化吸収する力をつけ、食べ物からしっかり気(エネルギー)を得られるようにすることを意味します。食養生の基本ですよね。

食薬の分類としては、補気類や理気類、芳香類を選びます。

おススメ食材

  • 穀類、いも類(脾・胃経に入る補気類)
  • 大豆、とうもろこし(脾経に入る利水滲湿類)
  • そば、玉ねぎ(理気類)
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