春分:雀始巣(すずめはじめてすくう)

季節の薬膳

今日は太陽が真東から昇って真西に沈みます。昼夜がほぼ等しくなる日です。

春は、肝の季節

五行学説の話を続けます。
「木」に属する五臓は、肝です。春は、肝の機能が盛んになる時期と考えられています。

肝の大切なはたらきとして、「疏泄そせつ条達じょうたつを主る」というものがあります。

疏泄とは、上昇・発散を意味します。このはたらきによって、全身の気を巡らせます。
気が正常に巡っていれば、消化機能などの各臓器のはたらきも順調になります。また、気持ちも落ち着いてのびやかになります。

肝気の上昇に注意

春は肝気が強くなるので、その度が過ぎてしまうことがあります。
すると、肝気が頭部に向かって上昇し、イライラや怒りっぽさ、頭のふらつきなどの症状が出やすくなります。

肝がつかさどる感情が「怒」であるため、肝の気が強すぎると怒りっぽくなってしまいます。
のぼせやすい人、血圧が高めの人も、肝の気が上りすぎると症状が強く出るかもしれません。

特に、春分を過ぎると陽気の方が陰気に比べて盛んになります。
肝の気がバランスよく巡るように心がけましょう。

春の食養生③:肝のはたらきを整える

肝の気を整えるためには、養血類や滋陰類、清熱類の食材などを用います。

おススメ食材

  • 人参、たこ、いか(肝経に入る養血類)
  • ぶどう、落花生、ほうれん草(養血類)
  • 白菜、セロリ、きゅうり、トマト(清熱類)

夏に近づくにつれて夏野菜を食べるようにすれば、自然と清熱類を摂ることができます。

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